こんにちは、ぴよきちです!
先日、アスリートの盗撮の記事を読んだのですが…
オリンピックに出場するような有名アスリートに限らず、いわゆる地方大会でも盗撮はあります。
腹立たしい事実ですが、年齢、スポーツに問わず盗撮はよくあることなんです。
ぴよきちの娘と息子は小学生の頃バレーボールのクラブチームに入っていましたが、小学生の大会でも盗撮が問題となり、体育館内での保護者の撮影は禁止されていました。
※監督は試合中の写真・動画撮影のみ許可されていました。
「小学生のバレーボール大会で盗撮なんてあるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、本当の話です。
- 大会で盗撮を防ぐ方法はあるのか
- 盗撮用のカメラは見分けられるのか
- 透けないユニフォームについて
この記事ではこの3点を中心にまとめました。
お子さんを盗撮から守るために、ぜひ読んでみてくださいね。

それでは、どうぞ!
大会で盗撮を防ぐ方法はあるのか
大会の運営に携わっている娘の話
ぴよきちの娘は大学の部活の学連に入っているので、インカレなど大きな大会の運営に携わっています。
運営側も盗撮を防ぐためにあらゆる対策をしています。
- 選手に近づけないよう「撮影禁止エリア」を作っている
- 撮影できるエリアは選手から離れた場所で、かなり狭いスペースにしている
- 選手の家族以外の撮影は原則禁止している(前もって撮影許可証を発行するシステムを作っている)
それ以外では、会場の入口に受付を設けて盗撮の常習犯(ブラックリストに載っている人物)が来たら入場できないようにしています。
カメラを持って怪しい動きをしている人がいたら、見回りをしている運営スタッフが声をかけに行き、選手の家族・友人等でなかったら会場からすぐに退場させています。
勝手に選手の写真を撮っていることが分かれば、その場でデータを見せてもらい、選手が写っている写真は全消去させています。

会場内に不審な動きの人がいたら運営スタッフが後ろから見張るようにしているんだよ。

盗撮犯に対するスタッフの見張りの負担が大きすぎるね…。
ここまで徹底して警戒していても関係者を装って会場内に入り、こっそり選手を盗撮する人は後を絶ちません。
そんなことから、スタッフ同士の打ち合わせで一般観客の撮影は全面禁止にする話が出ているとのことです。
このように、大会で盗撮を完全に防ぐのは難しい状態です。
ただ、選手の関係者である一般観客(両親などの身内)も「撮影禁止エリア」でカメラを構えている人がいたらスタッフに連絡するなど注意することはできます。
女性は不審者を見かけたら、近くにいる大人の男性か男性スタッフに声をかけてください。
(ぴよきちの娘も男性スタッフと一緒に見回りをしています)
そして選手にも、いつでも盗撮される可能性があるという被害者意識を持たせましょう。
盗撮用のカメラは見分けられるのか
盗撮する人は「近赤外カメラ」を使っているとのことです。
近赤外カメラで撮ると水着やシャツなどの薄い生地が透けてみえるからです。
自己防衛するにあたって、最初に思いついたのが「盗撮用の近赤外カメラを見分けることができるのか?」でしたが、
カメラ内部の改造となるので、見た目で近赤外カメラを判別することは困難だと言うことが分かりました。

ミラーレスカメラや一眼レフカメラ、ビデオ撮影などの使用を禁止したとしても、カバンに隠してこっそり盗撮する人はいるんだよね。
透けないユニフォームについて
今年6月、ミズノが赤外線で透けないユニフォームを開発し、パリ五輪に出場するバレーボール日本代表選手など14の競技で着用されました。
26日開幕のパリ五輪を前に、アスリートを性的な目的で撮影する「アスリート盗撮」を根絶するための動きが本格化し始めている。ミズノが赤外線カメラで盗撮しにくい「透けないユニホーム」を開発する一方、福岡県が条例でアスリート盗撮などを「性暴力」と規定するなど、盗撮行為を取り締まる方法も模索されている。引用:産経新聞
盗撮防止と通気性の一石二鳥が実現されたユニフォームとのことです。

早く一般販売して欲しいです!
バレーボールのユニフォームに対する疑問
バレーボールの日本代表選手が着ていた「透けないユニフォーム」を検索しようと「バレー女子 ユニフォーム」と入力したところ、続けて「短い」というワードが出て来ました。
そう言えば、ぴよきちの息子が小学生の頃から「バレーボールの女子日本代表選手のユニフォームって上も下も丈が短すぎない?」と言っていました。
息子は「ユニフォームがめくれて肌が出ている状態で床を滑ると摩擦で怪我をしちゃうよ」と心配もしていました。
(息子のバレーボール用のTシャツは床の摩擦で穴が空いているものが多いです)

腕を動きやすくするためにノースリーブなのは分かるんだけど。ゲームパンツの丈はもっと長くした方がいいと思う。
そのスポーツに適しているとされる「動きやすい服装」がユニフォームとして選ばれていることは理解しています。
バレーボールはボールを追いかけて床に滑り込むハードなスポーツなので、スパッツ型のゲームパンツの方が動きやすい、というのも分かります。
それでも、お腹が出ても全然平気な選手もいる中で、短すぎるスパッツ型の短パンに抵抗がある選手もいると聞くと複雑な気持ちになります。

ショート、ハーフ、ロングと選手が好きな長さを選べるといいのにね。
ユニフォーム自体は下着のラインが見えにくい素材、赤外線で透けない素材と年々進化しています。
今後はもっと選手の意見を取り入れた、動きやすいデザインのユニフォームが作られることに期待しています。

バレーボールに限らず、陸上、水泳、体操、フィギアなど、各競技でユニフォームの選択肢が広がるといいですね。
まとめ
娘の話では、試合終了後のクールダウン中も盗撮される被害が相次いでいるとのことで…試合会場ではなく控室に戻ってからクールダウンするチームもあると聞きました。

家族が写真を撮れないだけでなく、選手のクールダウンの邪魔までするなんて…。
ぴよきちは家族(友人)以外の方が写真を撮ることを完全に禁止したい!なんて思いません。
なぜなら純粋に競技に興味があり、アスリートの素晴らしい競技の瞬間の写真を撮っている方もいるからです。
完全に会場に出入りの段階から禁止したいのは、スポーツとは関係ない部分に興味を持って撮影している不届き者だけです。

でも線引きが難しいよね…。
先ずは2023年7月に刑法改正で新設された「撮影罪」の存在がもっと周知されて、不適切な撮影行為が完全になくなることを願いながらこの記事を書いています。
選手が安心して試合に集中できる、そんな世の中になって欲しいです。