こんにちは、ぴよきちです!
令和9年度(2027年度)以降全国大会を取りやめることが決まった9競技について、こちらの記事にまとめたのですが、その中に「水泳」が入っていたのには驚きました。
中体連が発表した「全国大会が中止される競技」についてまとめました!
全国の中学で水泳部がなくなってしまうのかな…?思っていたところ、水泳授業の廃止も進んでいるというニュースを見て再び驚きました。
ぴよきちは小学一年生から高校三年生まで水泳を習っていて、学生時代指導員のバイトもしていました。
だからこそ、水泳部や水泳授業がなくなるのは勿体なく、そして残念に感じます。
この記事では「各地で水泳の授業が廃止になっている理由は何なのか?」そして「水泳授業が廃止されるとどのようなことが困るのか?」について中心にまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

それでは、どうぞ!
水泳授業が廃止になっている理由
水泳授業が廃止になっている理由は学校によって様々です。
代表的な理由は以下の5つです。
- プールが老朽化したため
- プールで事故があったため
- コストを削減するため
- 暑すぎてプールサイドで火傷する心配があるため
- 暑すぎて指導する側(先生)の熱中症などの危険があるため

暑い中、先生1人で30人もの生徒への目配り気配りするのは限界がありますよね。

炎天下のプールサイドに立って指導する先生が心配だよ~!
炎天下、作業をするときにおススメなポンチョです。
水泳授業が廃止された中学では
ぴよきちの娘は中学・高校の体育教師の資格を持っています。

学習指導要領には「水泳の授業は中学2年まで必修」と定められているんだよ。
実際、ぴよきちの住んでいる愛知県でも、水泳授業が廃止されて代替案として座学で水泳授業を行っている中学があります。
水泳授業を民間委託している中学もあります
プールが老朽化したけど新たに作り直さず、水泳授業を民間委託している中学もあります。
水泳授業を民間委託するメリット
- 専門の指導員に教えてもらえる
- 屋内のプールだと天候に左右されない
- 屋内のプールだと室温、水温が安定している
- 屋内のプールだとラッシュガードなど着なくても日焼けの心配がない
- コインロッカーを使えるので盗難の心配がない
ぴよきちは元水泳部なので、水泳の授業が始まる前に先生の手伝いをすることがありました。
プールに入るためには沢山の準備や片付けが必要となります。
水の中に塩素の薬を投入したり、ろ過装置を動かしたり、水面に浮かんでいるゴミや虫などを網ですくったり、気温や水温を確認したり、授業が終わったあとの片づけもしなければなりません。

このような準備のための労力が軽減されるのも、水泳授業を民間委託するメリットのひとつです!
デメリットは?
付近に借りれるような施設がなければ、水泳授業が廃止になります。

座学で水泳授業を受けることになるのかぁ…。
水泳授業がなくなると困ること
水泳授業がなくなって困ることとして「泳げない」そして「水慣れすることができない」ことが挙げられますが、
泳げない人はわざわざ海や川に遊びに行かなければ、実生活で困ることはありません。
そもそも、学校の水泳授業だけで完ぺきに泳げるようにはなりません。
なぜなら授業時間が少なく、先生に対する生徒の数が多すぎてひとりひとりに指導が行きわたらないからです。
では、泳げなくて困ることは何だろう?と娘と一緒に考えてみましたが…

全く泳げなくて困ることはこの一点でした。
もし水難事故に遭ったら?
水難事故に遭ったときのために4泳法を完ぺきに泳げるようにする必要はありません。
ただ万が一の水難事故に備えて「浮いて待て(=背浮きして助けを待つこと)」だけでも覚えておきましょう。
浮いて待ての詳しいやり方はこちらに載っています。
⇒ もしものときは「浮いて待て!」海上保安庁

「浮いて待て」での生還事例も載ってるよ!
日本セーリング連盟のサイトにも背浮きの方法が写真付きで詳しく載っています。
泳げる人でも背浮きはコツがいるので、ぜひプールなどで練習してみてくださいね。
ウエストに付けるタイプのライフジャケットです。
泳げる人でも溺れます
溺水反応ってご存じですか?
溺水反応について⇒“静かに”おぼれる?夏休みの水遊びに潜むリスク NHK
高校の水泳部時代に体験したことなのですが、
練習が終わってプールの中で仲間たちと遊んでいたところ、はしゃいでいたと思った部員が声も出さずに手をひらひらさせながら静かに水に沈みかけたことがありました。
周りにいた部員数人が異変に気づいて慌てて身体を支えてプールの上にあげたのですが、「両足がつって驚いてパニックになって、そこからは必死で何も覚えていないの…」と言ってました。
水泳部で毎日何キロも泳いでいる人で、慣れていて足のつくプールでも突然溺れることがあるんだ…と驚いた出来事でした。
そこから約10年後、つかまり立ちを覚えた娘と2人でお風呂に入っていたとき、娘が足を滑らせて目を開いたまま静かにお風呂に沈んで行きました。
目を開けた状態で娘を見張りながらシャンプーをしていたので、慌ててお湯から出したのですが、声も出さずに静かに沈んで行ったのは怖かったです。

その事件以来、お風呂やプールなど水のあるところでは絶対に目を離さなくなりました。
高校に水泳授業はある?
義務教育ではない高校には水泳の授業はあるのか?ぴよきちの娘と息子に聞いてみました。
↓ ↓ ↓
娘と息子が通っていた公立高校では、体育の授業は選択性になっていたので、水泳を選ばなければ入ることはなかったそうです。

水泳が苦手な人は「別の種目」を選べばOKだったよ。
息子が通っていた高校は50mプールで25mプールより底が深く作られていたので、小柄な女の子は「足がつかないから」と怖がって水泳を選ばない人が多かったとのことです。

水泳の授業は6月後半から7前半に5~6回入る程度だったよ。
ぴよきち家の周りには、プールが壊れてからずっと放置して修理しておらず、水泳の授業がない高校がいくつもありました。
「プールの老朽化で、底の金属が剥がれて怪我をする可能性があるから、今年からプール授業はなくなりました」と入学後に連絡が来たという高校もありました。

ぴよきちの娘と息子の話では、プールの授業がある高校とない高校は半々とのことでした。
まとめ
ぴよきちの友達は40歳になるまで自力で水に浮くこともできない「泳げない人」でしたが、市民プールの短期教室(10回コース)で教えてもらったところ、初回で10mほど泳げるようになり、3回終わった頃には息継ぎをマスターして25m泳げるようになりました。

全く泳げなかったので「変な癖」がついておらず、正しい指導を受けたことであっという間に泳げるようになりました。
日本の水泳指導プログラムは大変優秀にできていて、指導員の資格所持者も増えています。
本格的に水泳を習うのが難しい人なら、民間プールの夏休み短期教室などを気軽に利用してみることをおすすめします。
ぴよきちが10年くらい使い続けているゴーグルはこちらです。