こんにちは、ぴよきちです!
2018年に部活動のガイドラインが策定したことにより、部活の時間・日数ともに少なくなりました。
2023年度からは公立中学校での休日の部活動の地域移行をスタートしたり、文部科学省は部活動の改革を進めています。
一方、日本中学校体育連盟は2027年度から9競技の全国大会を廃止することを発表しました。
部活の在り方がどんんどん変わって行くね。
この記事では、全国大会が廃止することになる9競技について詳しくまとめます。
それでは、どうぞ!
全国中学校体育大会について
全国中学校体育大会(全中)の概要はこちらです。
中学校教育の一環として中学校生徒に広くスポーツ実践の機会を与え、技能の向上とアマチュアスポーツ精神の高揚をはかり、心身ともに健康な中学校生徒を育成するとともに、生徒相互の親睦をはかるため、昭和54年の文部省通知により始められた大会。引用:日本中学校体育連盟公式ホームページ
全国中学校体育大会は、2023度は夏季大会は16競技、冬季大会は4競技の合わせて20競技が実施されました。
夏季大会(16競技)
開催期間・・8月17日~25日
- 陸上競技
- 水泳競技
- バスケットボール
- サッカー
- ハンドボール
- 軟式野球
- 体操競技
- 新体操
- バレーボール
- ソフトテニス
- 卓球
- バドミントン
- ソフトボール
- 柔道
- 剣道
- 相撲
冬季大会(4競技)
12月開催
- 駅伝
1月下旬~2月上旬開催
- スキー
- スケート
- アイスホッケー
2027年度から全国中学校体育大会が廃止される競技
令和9年度(2027年度)以降全国大会を取りやめることが決まったのは以下の9競技です。
- 水泳
- ハンドボール
- 体操競技
- 新体操
- ソフトボール(男子)
- 相撲
- スキー(令和11年度(2029年度)まで開催)
- スケート
- アイスホッケー
全国の中学校での部活動設置率が20%を切っている競技が取りやめになります。
ソフトボールは男子だけ廃止されるんだね。
※スキーは開催地との契約の関係で令和11年度(2029年度)まで大会を実施します。
廃止する理由
中体連が発表した全国中学校体育大会を廃止する理由はこちらです。
- 少子化で部員が減少していること
- 夏季競技の暑熱対策が不可欠なこと
- 部活指導や大会運営にかかる教員負担の軽減
部活動の地域移行の推進に伴って地域クラブの大会参入が進み、学校の部の全国大会としての意義が薄れてきたことも理由のひとつです。
廃止される競技の加盟生徒数は?
※2023年度実績更新版 中体連加盟人数推計はこちらです。
※令和5年6月1日現在 加盟校・加盟生徒数調査集計表はこちらです。
全国大会が廃止される競技の、加盟生徒数を調べてみました。
全国の加盟生徒数(男女)の総合計は1,806,006人です。
- 水泳 … 34,879人(男女)
- ハンドボール … 26,745人(男女)
- 体操競技 … 4,115人(男女)
- 新体操 … 3,202人(男女)
- ソフトボール(男子)… 1,008人
- 相撲 … 655人(男女)
- スキー … 1,918人(男女)
- スケート … 467人(男女)
- アイスホッケー … 395人(男女)
バスケットボールは加盟生徒数が284,551人なので、10,000人以下の競技は廃止されるのは仕方がないのかな…と思いましたが、水泳競技は男女それぞれが10,000人を超えているので、なぜ廃止されるのか?疑問です。
水泳部設置率が20%未満であること、部活動登録生徒数が25,000人未満であることが廃止になる理由なんだって!
部活動登録生徒数が25,000人未満だと廃止になってしまうんだね…。
2027年度以降も全国中学校体育大会が継続される競技
- 陸上競技(駅伝)
- バスケットボール
- サッカー
- 軟式野球
- バレーボール
- ソフトテニス
- 卓球
- バドミントン
- ソフトボール(女子)
- 柔道
- 剣道
駅伝は陸上競技の種目として引き続き冬季に開催されます。
大会の期間の縮小を検討している競技
上記の継続された11競技ですが、中体連は大会期間を3日以内に短縮したり、参加者数と大会経費を30%削減したりする方針を示しています。
陸上競技の実施種目に変更があります
陸上競技(駅伝)は継続されることが決まっていますが、2027年大会から実施種目を変更し、現行から男子400mと男子3000mが廃止されます。
陸上競技の会期も現行の3.5日(初日は午後から競技開始)から3日に短縮される計画になっています。
まとめ
ぴよきちは部活動の中学の教職員の負担を減らすことは最優先事項だと考えています。
ぴよきちの娘が中学に教育実習に行ったとき、中学の先生たちは一体いつお昼を食べているの?と心配になるほどの忙しさだったと聞いたからです。
早朝から働いていても夜帰宅するまで休憩する暇ゼロだよ。
9つの競技で全国大会の開催が廃止になるのは残念なことですが、その分、全国大会以外の地方大会が充実すればいいなと思います。
地元で行われる大会の方が教職員と生徒の負担が少ないですよね。